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なぜ白髪になる

 
 
(1)
謎に包まれた白髪のメカニズム
 
白髪に関しては現代の医学の力をもってしてもその原因は謎で
まだ完全に解明されていないのが現状です。
白髪になるメカニズムは解っていても
なぜ白髪になるのかという根本の原因が解らないのです。
普通はメラニンを含んだ細胞がそのまま押し上げられて
皮質(髪の毛の一番多くを占める部分で、
のり巻スシで言うとご飯の部分)をつくるので
毛は黒く見えるのですが、色素細胞にメラニンをつくる
力がなくなると白髪になってきます。
白髪は一般的には老化による年齢的なもので
メラニンをつくる能力が次第に衰えて色素が消失したものですが
身体の機能までが老化しているということではありません。
 
 
(2)
注意が必要な白髪
 
白髪をともなう疾患で、慢性胃腸疾患、マラリア、貧血症
甲状腺疾患、脳下垂体機能低下症、尋常性白斑、円形脱毛症などの
病気があったりすると、急激に白髪が増えたり
かたまって白髪が発生することがあります。
(これらの場合は病気が治れば黒髪が復活することもあります。)
漢方では「髪は血の余り」と言われていますが
血が余れば(養分が豊富ならば)髪は黒く健康になり
不足すると、白髪や抜け毛を引き起こすとされています。
また漢方で言う腎(生命の根本)が衰えや
ストレスを受けやすい体質などの場合には
これらの強化や体質改善などを図ることにより
シラガになるのを多少遅くすることができそうです。
 
 
(3)
食事で白髪を防ぐ → 毛髪等に関係のある微量栄養素

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